Tsuki Koyomi

2010.3.1.月.

弥生

【若草萌えて夢見月】さあていよいよ春の息づく3月です。古くは三月を「弥生」なんて風に呼びますが、この瑞々しい別称は「弥生」つまり「いよいよ生い茂る」ことで、そこから転じて「ヤヨイ」になったとか。春の若草が勢いよく成長していく様子をあらわして余りある「弥生」ですが、またの名を「花月/桜月」とも言うところをみても、どうしてなかなか胸のワクワクを隠しきれない季節です。新暦の3月を旧暦(=太陰暦)に置き変えると一月十六日から二月十六日にあたり、暦の上では冬ごもりを終えた虫たちやフキノトウが地上に顔を出す6日の「啓蟄」、21日には24時間の折り代「春分」が昼と夜とを12時間ずつパッカリ分け、いよいよの春を告げるでしょう。暑さ寒さも彼岸まで…ご先祖の供養にはボタモチたずさえお墓参り。墓石も麗らかに背伸びをしているよい気候です。春の彼岸入りには薄焼きの三日月が此岸の向こうを過ぎて低くよぎるはずです。

曲すみし 笛の余音や 春の月  河東碧梧桐

3月3日には桃の節句がおひなさまを迎え、夢見心地の幼い女の子たちを祝福するよ!ひな壇には五人囃子が、マーチングバンドさながら賑やかにドンドン!ピーヒャララ!とやっていることでしょう。なるほど、三月には「夢見月」という堪らない源氏名もある訳です。

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